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占いが好きで占術を覚えたとき

好きな占術を覚えて、一通り占えるようになると武者修行みたいに沢山の人に対して自分が蓄積した知識を試そうとされる方が多いと思います

確かにそれは習熟するためには避け通れない大切なことだと思います
多くの初心者と自認される方々は、様々なお悩みにどれだけ結果を示せるかを重要視されて腕試しをされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

結果だけを示すのは私の考えでは、占いの半分にしかすぎないのですがそれでも大きな勉強になります

数をこなすと言うことは大変意義があると思います
ある程度、数をこなすと今度は人に知識を切り売りされる方もいらっしゃるようです

講師となる訳です
人に教えることで新たな発見や思いもしなかった疑問に出会い、また深く習熟することが出来るでしょう

しかし、それだけでは実は大切な観点が欠けているのです
それは、占ってもらう側の視点に立つと言うことです

占ってもらう側の視点がない人は残念ながら鑑定結果を伝えることだけに注目しがちです
鑑定文や伝え方に工夫をされる方もいますが、結局は鑑定結果を伝えているだけになります

もったいない話です
占ってもらう側の視点がないために、相手が知りたいことの本質が見えないのです
また表現方法によって、鑑定結果の印象がどのように持たれるのか、なにが知りたいのかが想像できないのです

そのような占者に占ってもらった人は、一時は満足しても当然のように疑問をもちます
結果に対してどうすれば、どう行動すれば、どう認識すればいいのだろうと

お金をもらっていない趣味レベルの場合は、まだ許されるかもしれません。
しかし、少額でもお金を受け取っている場合は、鑑定結果が不十分であることは大変問題があると知るべきでしょう

これでは、占い方を知っているだけの人、多少作文の出来る人、口の上手い人です
鑑定結果を伝えるだけと決めている人も含めて、これでは半分の出来でしかないと言わざる負えないでしょう

占い師とはとても名乗れないレベルと考えます
占いが完結していない状態で終わらせてお金をとるなどもってのほかではないでしょうか?

占い方法の勉強には、占術を学ぶことの他に、占ってもらう人の気持ちを知るために、自分も占ってもらうことがとても大切ではないかと思います

相互鑑定などはとても良い勉強になるでしょう
占ってもらう側になったとき、タロットなどのカードならどのようなカードが出たのかを聞けるのなら聞いて観ると良いでしょう

鑑定結果に対する疑問と共に、解釈の勉強になるからです
どのような占術でも結果はあるはずなので写真などで見せてもらうのも良いでしょう

相互鑑定ならお願いしやすいのではないでしょうか?
占術を習熟するには、占術のことを学ぶと共に、占ってもらう側の視点を得ることが重要なことだと思います

それも目的意識をもって鑑定結果を見ることが必要でしょう
ただ漠然と鑑定してもらうだけでは、残念ながら意味がありません

人に伝える前に、まず自分ならこの場合は「ここが気になる」という視点をしっかりと認識することが大切だと思います

占者はあまり人に占ってもらう機会がないでしょうけど、占ってもらうことにも投資することが大切だと言うことを理解されると良いでしょう

そのとき、どのような人になら占って欲しいかを検討するでしょうから、そのことも参考になるでしょう
すべてに目的意識を持つことで、実に多くのことが学べるのです

占いでお金を頂くことを考えているひとは、最低限、占術と占ってもらう視点をもつことが必要です

結果だけでは依存を生む可能性があります
それは未熟な証拠だと占者は認識するべきでしょう

占い方を知っている人と占い師の差はそこにあると思います