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日別アーカイブ: 2022年1月21日

占いはなぜ当たるのか?

という題名の本が、占星術の大家であり人気占い師の鏡氏が執筆しております。

なるほど、なぜ当たるのでしょうね・・・
私は占いは当て物じゃないと思ってはいるのですが、なぜ事実を表面化できるのかという理由を考えたことはありませんでした。

あえて言うなら、占いが見えない世界を見通せることは当然であるとさえ思っています。
でも、その理由は・・・はっきりいってわかりません。
占術はそういう物だという認識ですし、そういう物しか今の世に残っていないと思っています。

精神世界や現在の状況から将来にわたる状態を知ることは、人が集団化して勢力を持ったときから続く人を統治する、そして権力を維持するための重要事項で大きな力です。

太古において占術は科学であり、最重要機密であったそうです。
そう、占いは個人という単位で利用されていたのではなく国家として利用されていたのです。
将来を見通し、集団を維持するため、そしてその集団を支配し続けるため。

そのために先人たちは研鑽し苦労をかさねて占術を体系立てていき成立させて言ったのです。
現在も、国家的時間という「千年単位」ではなく個人的時間という「短い」時間を見通すために多くの方が研究されています。
凡才のみとしてはありがたく頭が下がります。

さて、その様な方々は、なぜ当たるのかという理由を考えているのでしょうか?
興味のあるところです。

大前提として占いは当たることから、この問いは発せられています。
まず当たらないとなにもかも意味を成しませんので。

占術者は将来を見通せて当然の技術を持つ人だというのが私の認識です。
見通せなければ正しい対策を立てられない、国なら滅亡、権力者はその権力、財力を失うことになります。
個人なら人生を狂わせてしまうかも知れないということが考えられます。

なぜ当たるのか?
なぜなのか凡才の身としては恥ずかしながら答えを持っていません。
まったくもって謎ですね・・・

さて冒頭で私は占いが当て物ではないといいました。
当てるだけでは全く意味がないと思っているからです。

当てるだけで、問題は解決しますか?
当てるだけで、悩みは晴れますか?

占い師は、当て物屋の先にいる人だと思うのです。
現状を正しく見通すことは大前提となりますが、問題の解決に向かう方法を提示できたり、お悩みを解決する考え方、方法を提示したりできてはじめて占い師といえると思っています。

占術はそこまで出来ると考えています。
占い師はそこまで出来る人だと思っています。

当てるだけの人は、失礼ながら本当の意味での占い師ではないと思っています。
広義では占い師といっていいと思いますが。
もう一歩先にいるのが占い師だと思うのです。

太古において占い師は科学者でした。
科学者である以上、対策を立てられなければ何の役にも立ちません。

だから思うのです。
今の自分を言い当てられたところで、それがどうしたと。
そんなことは当人が一番わかっているのですから。
問題を解決する方法を悩んでいるのだと。

人それぞれですが、当て物屋に大金を使う気にはなりません。
占いで一番意味があるのは運命に立ち向かうための智恵やアドバイスや考え方なのだと思うからです。

私はまだまだ未熟だと思います。
しかし占い師を名乗る以上は将来、つまり運命に立ち向かう力となりたいと考えています。

そのような鑑定結果をご提示出来ればと、努力をしております。
表題から話がかなりそれちゃいましたね。

しかし、なぜ当たるのでしょうね?